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- 2023.03.02 Thursday
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以前紹介したことがある「カレーの壺」は、とっくに使い切っちゃっていてね。当地周辺のスーパーには置いてないし、いくらなんでもそろそろ注文しようかな?と思って、過日amazonで検索。そしたら、あった事はあったんだけど「あわせ買い対象商品」...つまり他の商品と抱き合わせで、それとの代金の合計が¥2,000以上なら注文できるという扱い。
さぁ、どうするべ?とamazonの中を彷徨って、ふと目に飛び込んできたのが「森下仁丹・仁丹の食養生カレー」という商品。これと合わせて買えは¥2,200ほどになり、無事「カレーの壺」も注文できる。カスタマーレビュー(あまり信用してないけど)の評価も高かったし、それに「仁丹っちゃあ〜あの仁丹だよな...」という興味にも後押しされて、ポチっとな。
その謳い文句は...
百年以上和漢植物を見つめてきた「森下仁丹」と人気の漢方専門店「薬日本堂」との共同開発薬膳カレー(中略)温めなくてもそのまま美味しく召し上がれる、お茶碗1杯分の食べきりサイズ。「カラダを元気にする和漢植物のチカラを、毎日食卓に届けたい。」 和漢植物を見つめてきた森下仁丹と薬日本堂の思いを、古くから東洋の人々の健康に重宝されたカレーに乗せ、スティックにぎゅっと閉じ込めました。ごはんに、パンに、うどんにかけて「毎日摂り入れやすく」を考えて行き着いたカタチです。
...だそうだ(無断引用・ごめん)
どうです?「ほぉ〜、そうなのか...ならば試してみるか?」って気になりませんか?...ならないか(笑)まぁ何はともあれ、届いたその日にさっそく食べてみたよ。
茶碗にご飯を盛って(150gくらいかな)、加熱せずにチューブから絞り出してトッピング。さて、お味の方は?
「スパイスが効いた、普通のカレー」って感じだけど、確かに加熱しなくても美味しい。肉や野菜類は入ってないので、位置付けとしては普段の昼飯に頻繁にトッピングしている「納豆」や「鮭フレーク」の代わりという感じだろうか。ただし、茶碗一杯に1本(30g)は少々キツイかも...ご飯半分ほどでなくなっちゃったので、結局もう1本。となると、費用対効果という面ではどうなのかなぁ〜?10本入り¥1,580なので1本¥158という、普通のレトルトカレーに匹敵する価格。まぁ、値段に値する(薬膳としての)効能は期待できると思うけどね。
美味しい事は美味しいが、この味でご飯一膳用に小分けするなら、私としては最低でも一袋50gは欲しい。なので価格的には、日常的に消費してしまうのは少々躊躇しちゃうかな。でも、レトルトパウチで加熱しなくても美味しいとなれば、緊急事態(災害時はもちろん、酔っ払って帰って小腹が空いた時とか?)用には最適かも知れない。
基本的にあまり好きではないパンはともかく「うどんやスパゲティーとの組み合わせはどうなのよ?」については、気が向いたら試してみるか...まぁ一応今後、とりあえず万が一に備えて、在庫は切らさないでおくつもり。
そういや先週18日(日)、MotoGPの開幕戦がカタールで開催されたよね。特に最終ラップのドヴィチオーゾ(DUCATI)とマルケス(HONDA)のバトルは手に汗握って見応えがあったが、振り返ればいつの間にかすぐ後ろにはロッシ(YAMAHA)がいたりして...中々面白かった。
MotoGPには色んなバイクのメーカーが参戦してるけど、何となく(あくまで、何とな〜く)応援してるのは「SUZUKI」...私の歴代愛車は「HONDA」「KAWASAKI」「YAMAHA」で、過去「SUZUKI」とは縁がなかったんだけどね。このGPマシンがカッコ良いとか、スペックがどうのこうのには余り興味がない。ライダーのリンスやイアンノーネの、特にファンというワケでもない。にも関わらず、どうして「SUZUKI」を応援してるかというと...
こちらがSUZUKIのマシン「GSX-RR」
で、これは私が普段愛用しているCatherine(キャサリン)...sandberg・CAJM5
どうですか?GSX-RRのメタリックトリトンブルーとCatherineのメタリックレークプラシッドブルー...色合いの微妙な違いはあれど、何となく似てるよね?何年か前にSUZUKIがMotoGPに再復帰以降、マシンはず〜っとこの色。以来「色の縁」で、成績こそ芳しくないけど、何とな〜く応援してる。昨年は一度も表彰台に上がれなかったはずだけど、今年はどうなるのかな?
このメタリックトリトンブルー、何となくコース上ではひらりひらりと難なく他車をかわせそうな、そんな軽快な色に見えるんだよなぁ〜。でも、中々どうして...そううまくは行かないみたいだね。ま、リンスとイアンノーネ、これからも頑張ってね。
「何となく」ばかりで、すみません。
いつぞや「76期A級順位戦残留争い」と題して、今回のA級順位戦が面白い事になっている事に触れた。結局、パターンでいうと『F』で決着して「渡辺棋王」「行方」「屋敷」の3人がA級陥落。特に三浦九段が渡辺棋王を倒して、自らの手で残留を決めた...色々あったけど(当ブログ:カンニング疑惑)おめでとう、ホント良かったね。
で、その「残留争い」の記事の最後に...
肝心の「名人への挑戦権争い」も似たような状況か?仮に、現在「6勝3敗」でトップにいる久保王将・豊島が二人とも負け、さらに稲葉と佐藤康光二人とも勝ったら、豊島に勝った広瀬と羽生竜王含めて6勝4敗の6人でプレーオフ...って事になるのか、おい?いや〜、これまたスゴい事になってるぞ。
って書いたんだけど、これが現実になってしまってビックリ仰天。
豊島はあんなに頑張ったのに、羽生竜王に一歩及ばず惜しくも敗退。その羽生竜王はプレーオフ最終局で稲葉を下し、名人への挑戦権を手にした。彼は本割(リーグ戦)で、二人に負けていたんだけどね。それにしても、凄すぎるわ「羽生善治」
昨年「永世七冠」という偉業を達成し、現在タイトル獲得数は99期(もちろんダントツで歴代1位)...で、もし名人戦で佐藤名人を下したら、「名人復位・久々の竜王名人称号」で通算100期目のタイトルを飾るという...これはもう、何て言うか...何て言ったら良いんでしょ?(笑)「持ちまくりの星の元に生まれてきた男」って事は確かでしょうが。
羽生竜王が勝とうが負けようが、それはそれでドラマ。舞台は準備OKで、役者も揃った。来月から始まる名人戦、楽しみだなぁ。
さて、では私自身が多少心得がある囲碁の方はというと...現在は「井山裕太と、その他」って感じだからなぁ〜。このブログの話題に上がるかどうかは、微妙かも。
この前、数年ぶりにやたら餃子を作りたくなった。「食べたくなった」ではなく「作りたくなった」んだよね。
「食べたい」と思ったら、普通に流通しているチルド餃子を買えば良い。でも私が求めているのは「餡を皮で包んでヒダを付けて閉じる」という行為そのもの。そう、あのルーチンワークね。
作るのは良いんだけど、中身を私好みにすると、食べるのは私だけになっちゃうので少々寂しい。というのも、あんまりニンニクやニラを効かせると娘はNG。そもそもウチのヤツは肉という肉は一切食わないし、ニンニクやニラも苦手...さぁ、どうしよう。
そこで、今回の中身は「タラのすり身」で行く事にした。いつも通っているスーパーで「エビ入りすり身」を購入。チューブ入りの「味の素・香味ペースト(金色)」と、これまたチューブ入りの「おろし生姜」を適当に加えて練り合わせ、餡を作った。ニンニクもニラも加えてないし、これなら家族全員食えるだろう。今まで試した事はないが、すり身自体が安定の食材だから問題ないべ(たぶん)
という事で一汗かいて餡を練ったあと、1時間ほどかけて30個ほど作ったが...思った通りこの作業、何だかとても楽しかった。ただし、詰める餡の量は最後まで良く把握できずに終わっちゃってね。だから出来栄えとしては、パンパンに膨れているのもあれば少々痩せてるのもある。まぁでも、仕事を辞めてから余り味わう機会がない「ルーチンを延々と繰り返す行為」って、たまには良いもんだなぁ〜(あくまで「たまには」ね)それに今回は「どんな味になるのかな?」という楽しみもあるし。
んで、あとは餃子を焼く一般的な手順に従って焼くだけ。
味は、まぁ「普通においしい」って感じ。拍子抜けするほど想定した通りの味だったので、特に問題ない...家族の評価も上々だったし。
要は「ミンチ状」になってさえいれば、中身は何でも良かった...とにかく「あの作業」がしたかっただけだから。でも、何でだろ?何でそんな気分になったのか?
自分でも良く解らんので、次がいつになるか(っていうか、次があるかどうか)は解らんな。
3月11日(日)に小樽市ゴールドストーンで開催され、私も3つのバンドで参加した「震災復興継続支援応援3.11Support Forever Live〜今だからこそ、決して忘れてはいけない事がある。」については、前回・前々回で書いた。でもそれは「参加したバンド」の出来栄えや「各バンド内の、私の立ち位置」からの話だったので、今回は「半年後には60歳を迎えるベーシスト」という、個人的な話にしようかな。
アニソンの替え歌がメインで、元ネタは「70年代ハードロック」が基本ではあるものの「凝ったアレンジの昭和歌謡(和田アキ子「古い日記」のテレビ放送バージョン)」にも積極的に取り組んだ『Stamp発動機NEO』
↑ディープ・パープルの「Burn」で「マジンガーZ」
フライトキャップとゴーグルを脱いでサングラスを替え、コンテンポラリー(?)なアレンジを施した演歌と、70年代のディスコ(スリーディグリーズ等)を中心に披露した『Stamp Band』
↑坂本冬美の「夜桜お七」で、キーボード代わりにベースソロ
最後は...サングラスはそのまま、上だけ黒シャツに着替えて「Stevie Wonder・Chaka Khan・Incognito」等に臨んだ『AYA with HOT&COOL』
↑Stevie Wonderの「Superstition」
一夜のうちに出演する事になった3つのバンド全て「好きでベースを弾いている(弾く事ができている)」...これは、とんでもなく幸せな事なんじゃないかなぁ。
担ぐ神輿は色々あるが、どれもこれもガチで全力かつ楽しんで担いでる...そんな感じかな。実に、実にありがたい事です、はい。
先の日曜日に小樽市のゴールドストーンで開催された「震災復興継続支援応援3.11Support Forever Live〜今だからこそ、決して忘れてはいけない事がある。」...私ゃ3つのバンドで出演して、内容と「Stamp発動機NEO」については前回触れた。
3つバンドがあっても身体は一つなので、音合わせのスケジュール調整やリハスタの確保については、メンバーに多大な迷惑をかけてしまった...ごめんね。
「Stamp発動機NEO」については前回書いたから、今回は「Stamp Band+A.Horns」と「AYA with HOT&COOL+Black Mermaid Sisters」について。
「Stamp Band」はキーボード担当のrikaちゃんが、2月末に「山スキー中に立木に激突して右腕骨折」というアクシデントが発生。私つながりで急遽「HOT&COOL」のHiromiに代役をお願いしたら、快くOK。3曲だけ手伝ってもらって、何とか本番を迎える事ができた...ありがとね。Stamp Sistersの持ち歌「70年代ソウル」はキーボード抜きでは考えられないから、ホント助かった。
それにしても、Stamp Sistersは成長した。
まぁこの4人のうち、中央二人(さりぃとKurata)は、どのバンドでも主役を張れる実力があるから全く問題ない。でも、両サイドの「ちょんこ&のっこ」は、このバンドが初めてだったからね。でも今ではきれいにハモれるし、元々ステージ度胸(だけ?w)は良いので、いつも楽しい。本番前日の音合わせで、彼女たち3人の「スリーディグリーズ」を聴いた時、Kurataと二人で感動した。最初っから知っているからね...「良くここまで成長したよね」って感じ。
今回は他にも、スターレスNEO等々で活躍しているA.Hornsがお手伝いを買って出てくれて、いつになく重厚なニューウェーブ演歌を披露できた。これまた、感謝感謝。
今回「AYA with HOT&COOL」は「Black Mermaid Sisters」とのコラボレーションでお送りした。彼女たちは独自に活動しているし、だから「全部お任せして安心」って感じ。歌唱力・パフォーマンス共に、本来ならギャラを出さないといけないくらいなんだが、手弁当で参加してくれました...ありがたい事です。
AYAも久しぶりにバックボーカルが付いたステージだったので、楽しかったんじゃないかな。私としても「AYA with HOT&COOLの理想形が、久しぶりに実現」って思いました。
ただし、個人的には...
今回「3バンド掛け持ち」という事で、色々な面で初体験な事例が多かった。「Stamp発動機NEO」「Stamp Band」「AYA with HOT&COOL」...どんなバンドであれ、自分の思惑と合致して引き受けた以上「どのバンドに軸足を置くか」なんて考えは毛頭ないよ(実際、頭髪ないしw)そもそも、そんな志向は「このバンド命」と思っているかも知れないメンバーに、失礼この上ないっしょ。ただ、ベーシストとしてのパフォーマンス以外にも気を配るべき処への配慮が、今回は全く余裕がなく不十分だった...これは反省せにゃ。
でも、もう大丈夫...「古希まで現役でいるつもりのベーシスト」としては、色々な意味で学ぶべき所が多かったからね。これからは「三連荘」だろうが「四連荘」だろうが、かかってきなさい(笑)
昨夜は、小樽市ゴールドストーンで開催された「震災復興継続支援応援3.11Support Forever Live〜今だからこそ、決して忘れてはいけない事がある。」に出演。この企画、出演する各バンドのチケットノルマを達成した以降のキックバックをバンドに還元せずに、収益全て震災復興支援に充てるという...素晴らしい企画だよね。
今回は、拠点バンドの「AYA with HOT&COOL」の他に、普段からお手伝いしているバンドが2つ重複しての出演だったので、当然私ゃ3ステージ。過去2つは何回もあったけど、3つ(しかも、10分のインターバルを挟んで3つ連続)は生まれて初めて。で、どんなバンドで何を演奏したかと言うと...
Stamp発動機NEO
「Burn」でマジンガーZ&おばけのQ太郎
「Smoke On The Water」で
ゲゲゲの鬼太郎&サザエさん
ヘビメタあしたのジョー
天国への階段からのあずさ2号
ルパン三世のテーマ
古い日記
Highway Starでキューティーハニー
Final ポンポコリン
銀河鉄道999
Stamp Band+A.Horns
石狩挽歌
夜桜お七
勝手にしやがれ
にがい涙
Dirty Ol' Man
You Don't Have To Be a Star
AYA with HOT&COOL
+Black Mermaid Sisters
The Light
Through The Fire
Don't You Worry 'Bout A Thing
Breaking Away
I'm Every Woman
-- encore --
Superstition
身体的には大丈夫だったけども、問題は集中力...「身体」より「脳」が疲れたよ(笑)まぁでも、どのバンドでやろうが楽しかったし、良い経験をさせてもらった。各メンバーの皆さんや運営さん、そしてお客さん...ありがとうございました。
とりあえずトップバッター「Stamp発動機NEO」の画像があるのでアゲてみますが...
だいたいこんな感じ(笑)この、異常なまでにクオリティーの高い「マジンガーZ」に扮しているのは、ご存知「スターレスNEO」のVo.大橋です。前回は「バカボンのパパ」でしたが、あれもクオリティーがハンパなく高かった。今回はもう一人のVo.のNAOちゃんも、一歩突き抜けたスタイルで大活躍。
このバンド、セットリストには相当怪しげな曲ばかり並んでます。でも、単なるオフザケではない...大真面目に、全身全霊かけてパロディーに取り組んでますよ。だから演奏自体のクオリティーの高さも、他のロックバンドに決して負けていない(はず...っていうか、私ゃ「年季が入ったハードロックのベースが、どれだけ破壊力があるのか聴かしちゃるぜ!」って勢いでやってる)
次があるかどうかは判りませんが、1回演奏しただけでは元が取れないような難曲もあったし、是非またやってみたいですね。
このバンドを最初にやったおかげで、後の2バンドも集中力が切れる事なく、安心して演奏する事ができて良かった。
「Stamp Band」は、キーボードのrikaちゃんが直前に「右腕骨折」で急遽トラを頼んだり、「AYA with HOT&COOL」は「女性コーラス」を招いたり等々「スリリングな展開」や「新たな楽しみ」もありまして、これは書き出すと長くなるから次回にでも。
とにかく、良い思い出となるライブでした。
2019年3月末の定年を4年半残して、2014年9月に早期退職。それからしばらくは、ウィークデーの真っ昼間に街の中を歩いたりお店で買い物をする事に、な〜んか違和感があってね。
今でこそ、来年の今頃はマトモに行けば定年退職って歳になったし、すっかり慣れてしまって全く気にしてない。でも当時は、自分の意思で早期退職したとはいえ「今頃みんな、仕事してんだよな...」という思いが強かった。まぁ「ウィークデーに休日」だったり「明け番」がある仕事をしている方も多いから、どこでも若いカップルや親子連れをけっこう見かけるし、私もパッと見なら「定年退職者」と間違われても問題ない感じだし...でも心情的には、長年染み付いた「休みっちゃぁ〜土日祝でしょ?」って気分が中々抜け切らなくてさ。
そんなある日「ネームプレートを首から下げてりゃ仕事中に見えるし、正々堂々と街の中を歩けるのでは?」と思いついた...ひょっとして、我ながらグデアイディア(good idea)なんじゃないの、これ!
そこで、2年ほど前にホームセンターで購入して作ってみたのがこちら。先ごろ違う探し物をしていて、それを保存していた同じ缶の底から出てきたんだよ。
それらしくて意味ありげなバーコードなんぞ載せ、デザインも少々凝ったものにして、遂に完成した当時「よし、これでいつでも正々堂々昼間っからブラブラ出かけられるぞ!」と、自分の素晴らしい発想に酔いしれたもんだが...
しかし考えてみたら、余りにも他人の目を意識し過ぎだわ。そもそも私が「何処の誰でどんな生活をしているのか」なんて、すれ違う人やお店で出くわす人にはどうでも良い話だしさ。自意識過剰なのは、ミュージシャンの端くれでもあるせいなのか?こんなのに頼らずとも、要するに「どんな状況でも正々堂々」としてりゃ、それで問題ないべ...という結論に。
んで結局、苦労して作ったは良いが、一度も首から下げて外出した事がない...わっはっは
ヽ( ̄▽ ̄)ノ...も〜笑うしかないっしょ。
ってな事で、この「四方八呆」の連載300回目の記念記事はおしまい。もうちょっと気の利いた投稿にしたかったけど、くだらなくてすみません。よろしければ皆さま、これからもご贔屓に...
我が家の餌台を巡る小鳥たちの攻防については、ちょっと前に書いたばかり。でも、あれからすぐ勢力図が変わってきた。今までムクドリはたま〜にしか現れなかったんだけど、連日餌台に居座るようになってきたんだよね。ヒヨドリのジャイアンは、こいつを苦手としている。
同じ餌(リンゴ)目当てなんだけど、ムクドリはジャイアンよりはるかに大食漢。体長はほぼ互角なんだが、ムクドリの方がかなりズングリムックリで、人間と違ってその体型に比例してか(?)相当神経も図太い。餌台の近くの木に留まって「俺にも食わせろ!」と泣きわめくジャイアンを追い払うワケでもなく、何て言うか...その存在を完全に無視。一人(じゃなくて、一羽)黙々と、いつまで〜も延々とリンゴを突っついている。スズメには意地悪なジャイアンだが、ムクドリにこうも完璧にシカトされていると、少々気の毒に思えてくるくらい。
ちょっと判りにくいけど、左(餌台の上)が「何か?」といった感じのムクドリ。右は「ちぇっ」って感じで拗ねているジャイアン。
このムクドリ...個体差はあると思うが、自分の不利益にならない限り、周囲の状況には無関心。ジャイアンと違って、スズメたちと仲良く餌台にあるお互い向けの餌を食べてるシーンを見かけたことがある。「寛大」なのか「無神経」なのか?...このへんも、ジャイアンの気に障るところなんだろうな(と推定)。だがさすがに、シビレを切らしたジャイアンが、果敢にもムクドリが食べてるリンゴの反対側の面から突っつき始めたら「うるせぇぞ」って感じで追い払ってたわ(笑)
別に一日中餌台を眺めているワケじゃない。たまたま通りかかって、たまたまそこに小鳥たちがいて、ちょっと立ち止まってしばし見ているだけで、窓の外では筋書きのないドラマが繰り広げられる...これが楽しいね。
私が愛用しているCatherineとHanna、メーカーはsandberg(サンドバーグ)でドイツ生まれ。好きな音だし、全体の作りもしっかりしているので気に入ってる。ただ、一般的なエレキベースと比べてブリッジの構造がとても個性的。ヘキサレンチ1本で弦高・駒の前後はもちろん、弦が通るミゾの左右まで微調整できるから、極めて自由度が高いのはありがたいんだけど...
ご覧のように、駒の前後の調整も兼ねつつブリッジエンドと駒を繋げて、後方からプラスドライバーで回すようなボルトがない。じゃぁどうやってブリッジベースと駒を固定しているかというと、弦高調整用と同じ六角穴が付いたネジを締めて、駒が収まっているブリッジベースの(ネジとは反対側の)壁に押し付けて密着させる仕組み。なので、弦を張っていない状態でこの固定ネジを緩めれば、駒は簡単にブリッジベースからポロっと落っこちる。
とにかくブリッジ周りの全ての調整はヘキサレンチ1本で行う構造だから、この小さな駒1個に、弦高調整用に3本、弦が通るミゾの左右調整用に1本、そして駒のブリッジベースへの固定用に1本と、実に合計5本もの六角穴付きネジが実装されているんだよね。
これを「いかにもドイツ製らしい、ベンツのエンジンのような精緻なストラクチャー」と見るか「いやぁ〜、メンドくせぇ〜なぁ〜」と見るかは使う人次第だが...私ゃ「メンドくせぇ〜」派だな(笑)
弦高やミゾの左右は滅多にいじらないけど、問題はオクターブチューニング。
ブリッジベースと駒の固定用六角穴付きネジは、弦の通り道の下に隠れて斜めに付いている。だからまず、弦を緩めてミゾから外し、駒を固定しているこのネジを緩める。駒がブリッジベースの中を前後に動ける状態にしてから再び弦を駒のミゾに乗せ、チューメ見ながら駒の位置調整(つまりこの時、駒を固定しているのは弦の張力だけ)調整後は再び弦を緩めて、張力が失われ自由になった駒が動かないように押さえつつ、慎重に弦をミゾから外す。そして固定用のネジを締めてから再び弦をミゾに乗せて終了...という「説明するのも面倒な」面倒な手順を、Catherineの場合は5回も踏まなきゃならない。しかも、調整後の駒の固定はネジを締めるワケだから、その際に微妙にズレちゃったりする事も。
これがフェンダー系だったら「ブリッジエンドと駒を繋いでいるボルトを、後方からプラスドライバーでちょちょっと回して調整」と、1行少々で済むんだがな。
sandberg社のベースのブリッジは全てこうなのか、あるいは現代的なベースはこういう機構が主流なのかは判らない。でも、CatherineもHannaもあえてこういう構造にしている所を見ると、この面倒臭さを補って余りあるメリットがあるとメーカーは思ってるんだろう。全ては、私を含めた多くのベーシストが満足して支持している「sandbergならではの良い音」のために、このブリッジも試行錯誤を繰り返しながら辿り着いた結果であると信じる。
だがもし「ユーザーが、付属のヘキサレンチ以外の工具を用意しなくても済むように」という気配り(のつもり)でこの構造を採用し、それ以外の理由はないとしたら、余計なお世話もいい所...今更だけど「ふざけんな!」と、ちゃぶ台ひっくり返すぜ(笑)まぁ音は好きだから、そう言いつつ我慢はするがね。