1月9日の思い出

  • 2020.01.17 Friday
  • 14:34

今ジーズンは、雪が少ない。今週2日ほど降ったおかげで、やっとこの時期に見慣れた風景になりつつあるけど、それでもまだ全然少ない。まぁ雪が多かろうが少なかろうが「積雪が少ない=灯油代が節約できる」とはならないけど、でも今シーズン、まだ一度も「雪かき」らしい雪かきをせずに済んでいるのは実にありがたい...スキー場は、頭を抱えているかもね。

 

 

こういう時に思い出すのは、1996年(平成8年)の「1月9日」...そう、極めて局地的だったとはいえ、小樽市街地やここら辺りで、前日の夜から一晩でハンパない雪が降った日。24年経った今でも、たまに私や友人が話題にするくらい衝撃的だった「あの日」ね。雪が少ない今シーズンだから、なおさら「いやぁ〜、あん時ゃヒデ(ド)かったわ」と、飲み屋で話題にする小樽市民も少なからずいるだろう。

 

「豪雪」だけなら、過去に何回もある...全国的に百数十名の死者を出した年だってあったはず。でも、それらは「連日のように雪が降り続けた結果、最終的にはとんでもない積雪量になった」という場合が多い。だから、幸いな事に私を含めて直接被災しなかった人々にとっては、何年か経てば「雪が多かった年」「雪かきが大変だった年」という記憶の一部になってしまう。程度の差はあっても、雪が積もったら人間がやる事は毎年一緒だし。

 

でも1996年1月9日は、今でも日付を覚えているくらい、もっと強烈な破壊力で私の記憶に残ってる。何たって「前日夜から一晩で80cm以上(場所によっては1m以上)の積雪」があった日なんだよ。別に「人的・物的被害にあった」というワケでもなく、せいぜい「出勤不能になった」ってくらいだけど...ただしここは「山奥」でも「山間部」でも何でもない、海の近くの「単なる平地の住宅地」だから、驚いたの何のって。

 

あの日の朝、前日と全く違う外の状況を窓から見て「ウソだろ?...これはヤバい」と思ってね。出勤しようと駅に向かって家を出る際は、スキーウェアを着て膝下までカバーできる長靴を履くという完全武装。で、ドアの1/3ほどが雪で埋まった玄関を開け、表に出たは良いが...

 

道路はず〜っと、私のヘソ以上...ヘタすりゃ胸くらいまで積もった雪で埋まってた。上の画像の左端(自宅から100mあるかないか?)まで、ラッセルし(=雪をかきわけ)ながら雪中行軍。何分かかってそこまでたどり着いたか定かじゃないけど、もう既に「汗びっしょり」で、疲労困憊。

まだまだ風雪は続いていたし、そこから先も同じ状況。周囲を見渡しても玄関が半分くらい、車もフロントガラス半ばくらいまで雪に埋もれている所も....「ダメだ、こりゃ...」と、引き返した。

 

会社に出勤不能だと電話したら「だろうな...こっち(小樽市街地)も同じ。ここ(会社)まで来れた人だけで何とかするから、まぁ休め」と。小樽市内も大混乱で、当然市内や市内へ向かう公共交通機関は全滅。当時は今と違って、テレビの通常番組の余白に「交通情報」のテロップが流れる仕組みになってたワケじゃないし「Yahoo!乗り換え案内」も存在してない。何とか出勤しようともがいた自分が、微笑ましくもあるな。

後から聞いた話では、小樽市内のマンションの住人が、部屋の眼下に見える隣接する屋外駐車場を見て「停めてあった車が、一晩で一台残らず消えていた(=車の屋根まで雪が積もってた)」という事例もあったらしい。

 

小樽市周辺の限定的な、思いっきりローカルな豪雪だったかも知れないが、とにかく「一晩で80cm以上の積雪」ってのは、生まれてこの方、後にも先にも「あの日」だけだ。当時と今では、自分が置かれている状況はかなり違うが、あんな日はこれからも勘弁してほしい。

 

※ちなみに記憶の裏付けとして、こちらを参照しました。

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