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のぶちゃんとおばちゃん

私がガキの頃は、伯父貴だの母方のお婆ちゃんだの大伯母さんだの...とにかく親戚縁者の家に、一人で頻繁に泊まりがけで遊びに行ってたな。その中に、通称「余市(よいち...小樽市の隣町)のおばちゃん」の家があってね。おばちゃんと言いつつ、遠い親戚筋には違いないんだけど血縁はない。でも、おばちゃんは良く実家に寄ってくれてたし(私のオフクロとウマが合ってたのかな?)私もバスに乗って遠路おばちゃんちに遊びに行ったりしてた。で、おばちゃんちには「のぶちゃん」という私より2歳年上のお兄ちゃんがいて、おばちゃん共々私を可愛がってくれたんだよね。

 

「のぶちゃん」は末っ子だけど、やっぱそういう人って弟みたいな存在が欲しいものなのかな?おばちゃんの家は海岸沿いだったから海に連れて行ってくれたり、中学校のすぐそばだったから校庭でキャッチボールしたり。とにかく良く遊んでくれたし、おばちゃんも私を(今でも)「としちゃん、としちゃん」と呼んで、実に良くしてくれた...もう50年以上も前の話だけどね。

 

昨日は、その「のぶちゃん」のお通夜に行ってきたよ。

 

 

彼はだいぶ前に離婚したらしく、ずっと札幌で一人暮らしだったらしい。例年なら年越しはおばちゃんの家で過ごしていたらしく「今年はどうするの?」って感じで年末におばちゃんが電話したら、出なかったそうな。年が明けて再度連絡しても、携帯の電源が切れていたらしい。で、何日か前に小樽在住の娘(つまり、のぶちゃんのお姉ちゃん)に「(冗談半分で)死んでたら困るから、あんたちょっと様子を見に行って」と頼んだそうな。で、お姉ちゃんが見に行ったら死んでいたという...死亡推定日時は12月30日で、死因は「脳溢血」との事。

 

本人はもちろん寂しかっただろうが、かなり以前に長男に先立たれ(満58歳没)今また「のぶちゃん」(満62歳没)にも先立たれたおばちゃんの寂しい思いは、察するに余り有る。

 

のぶちゃんには、もう40数年以上会ってなかった。久しぶりの対面が、こんな形になろうとは...でも現在90歳になって、10年ぶりくらいに会えたおばちゃんは元気だったよ。昔と何にも変わらない...今でも月に何回かは小樽の「民謡教室」に通い、一人暮らしなのに雪かきも全部自分でするそうな。私に「90年も生きてりゃ、そりゃ色んな事があるよ」とさらりと話してくれたが、全然重みが違うなぁ〜

 

のぶちゃんは残念だったけど、お願いだから「余市のおばちゃん」は、できる限り長生きしてね。

author:松っあん, category:ほぼ日記, 18:13
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