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sandbergのブリッジ

私が愛用しているCatherineとHanna、メーカーはsandberg(サンドバーグ)でドイツ生まれ。好きな音だし、全体の作りもしっかりしているので気に入ってる。ただ、一般的なエレキベースと比べてブリッジの構造がとても個性的。ヘキサレンチ1本で弦高・駒の前後はもちろん、弦が通るミゾの左右まで微調整できるから、極めて自由度が高いのはありがたいんだけど...

 

 

ご覧のように、駒の前後の調整も兼ねつつブリッジエンドと駒を繋げて、後方からプラスドライバーで回すようなボルトがない。じゃぁどうやってブリッジベースと駒を固定しているかというと、弦高調整用と同じ六角穴が付いたネジを締めて、駒が収まっているブリッジベースの(ネジとは反対側の)壁に押し付けて密着させる仕組み。なので、弦を張っていない状態でこの固定ネジを緩めれば、駒は簡単にブリッジベースからポロっと落っこちる。

とにかくブリッジ周りの全ての調整はヘキサレンチ1本で行う構造だから、この小さな駒1個に、弦高調整用に3本、弦が通るミゾの左右調整用に1本、そして駒のブリッジベースへの固定用に1本と、実に合計5本もの六角穴付きネジが実装されているんだよね。

 

これを「いかにもドイツ製らしい、ベンツのエンジンのような精緻なストラクチャー」と見るか「いやぁ〜、メンドくせぇ〜なぁ〜」と見るかは使う人次第だが...私ゃ「メンドくせぇ〜」派だな(笑)

 

弦高やミゾの左右は滅多にいじらないけど、問題はオクターブチューニング。

ブリッジベースと駒の固定用六角穴付きネジは、弦の通り道の下に隠れて斜めに付いている。だからまず、弦を緩めてミゾから外し、駒を固定しているこのネジを緩める。駒がブリッジベースの中を前後に動ける状態にしてから再び弦を駒のミゾに乗せ、チューメ見ながら駒の位置調整(つまりこの時、駒を固定しているのは弦の張力だけ)調整後は再び弦を緩めて、張力が失われ自由になった駒が動かないように押さえつつ、慎重に弦をミゾから外す。そして固定用のネジを締めてから再び弦をミゾに乗せて終了...という「説明するのも面倒な」面倒な手順を、Catherineの場合は5回も踏まなきゃならない。しかも、調整後の駒の固定はネジを締めるワケだから、その際に微妙にズレちゃったりする事も。

 

これがフェンダー系だったら「ブリッジエンドと駒を繋いでいるボルトを、後方からプラスドライバーでちょちょっと回して調整」と、1行少々で済むんだがな。

 

sandberg社のベースのブリッジは全てこうなのか、あるいは現代的なベースはこういう機構が主流なのかは判らない。でも、CatherineもHannaもあえてこういう構造にしている所を見ると、この面倒臭さを補って余りあるメリットがあるとメーカーは思ってるんだろう。全ては、私を含めた多くのベーシストが満足して支持している「sandbergならではの良い音」のために、このブリッジも試行錯誤を繰り返しながら辿り着いた結果であると信じる。

 

だがもし「ユーザーが、付属のヘキサレンチ以外の工具を用意しなくても済むように」という気配り(のつもり)でこの構造を採用し、それ以外の理由はないとしたら、余計なお世話もいい所...今更だけど「ふざけんな!」と、ちゃぶ台ひっくり返すぜ(笑)まぁ音は好きだから、そう言いつつ我慢はするがね。

author:松っあん, category:商売道具, 13:54
comments(2), -
Comment
お〜スタインバーガーですか...懐かしいなぁ〜
あの「黒い湯かき棒」ですよね
私も持ってましたが、こんな構造だったかな?
ケツのノブを回してチューニングしてたけど
オクターブの調整は...どうしてたんだろ?
もう30年くらい前の話なので、忘れちゃいました
( ´д`;)
松っあん, 2018/03/02 10:30 PM
この形のブリッジを世間では確か(ヒップショット(タイプ)の)Aタイプと言っているような、、、、?
Aが有るならBも有りまして、
違うのは隣の駒との間に仕切り?が有るか無いか。
仕切りの有るのが多分、Aタイプ。
仕切りの無いのが多分、Bタイプ。

元々?はスタインバーガー?辺りから増殖してきた物のようです?

この正月に某〇ケベ楽器1dayバーゲンセールに突撃、入手してすぐに改造お籠り修行?へ。
先日やっとご帰還なさったバッカス5弦アクティブ、フィリピーナさんの
ショップ特注ブリッジがいわゆるBタイプ(重量級。5ミリ程ザクった中に鎮座。
(お籠り修行の成果?はバルトリーニPU×アギュラーOBP-3の無敵のスーパー菜屋人?に変貌)
このブリッジでビックリしたのは、
さて、オクターブ調整をしようとしたら、
これまでのベース人生でフェンダータイプ他?には当たり前に有った駒の前後調整用のネジが無い?!(そんなもんハナから無い?!)
マア、同店オリジナル仕様かつコ・ス・パ追及モデル(標準売価62千円!、、、バーゲンセール価格はその半値以下でした)故かと
(イケベ楽器プレミアムベース(大阪心斎橋)のサイトでバッカスHJB-5スタンダード ナチュラルでアップされている写真がウチの個体です。
これからピックアップフェンスを除去してバルトリーニピックアップ、アギュラーの3バンドEQプリアンプ(2V、T-Bは2連ポット、ミドルはプッシュプルで400/800切り替え)が付いたのが現状です)
たぬき, 2018/03/02 9:10 PM