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- 2023.03.02 Thursday
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「A.LIVEが移転するので、現店舗への感謝パーティー&ライブにStamp Bandで参加」って話は既出。で、私ゃ現店舗の開店の時に「手ぶらで来たお客さんが、気が向くままセッションする...なぁ〜んて時に、自由に使えるベースが必要なのでは?」と思ってね。そういう時に少しでも役立ってくれれば...と思って、開店当初(2016年2月)から「Helen」(StingRay'79)をず〜っと置かせてもらってた。元ベーシストのママも喜んでくれたし。
結局そういう状況はなくて、ず〜っと展示品のような感じだったけど(それはそれで、全然OK)...ただ私自身は今まで、Stamp Bandがライブに参加する時に「会場はA.LIVE」なんて場合は、モノ凄く重宝してた。店に置きっぱなしだから「A.LIVEのリハスタで音合わせ」とか「ライブ本番」って時も、私ゃ手ぶらで済むからね。他のスタジオで音合わせする時は、自宅から「Hanna」を持参すりゃ良いだけだし。
でもこの度はお店が移転する事になって「引っ越しの時に、ヘンに気を遣わせちゃ悪いよな」と思ってさ。今回の本番数日前にStamp Bandの音合わせがあったから、お店に寄って「Helen」を回収して(A.LIVEとは別の)リハスタへ。そん時、ほぼ1年ぶりくらいに弾いてみたんだけど...
やっぱ良いよ、これ。根が「ギャンギャン・ブリブリ」で過激な音だから、Louis Jhonson風の「ファンクなチョッパー」が実に良く似合う。メンバー全員集合前にドラムのBukiちゃんと二人で遊んだけど、そういうプレイスタイルで鳴らす時の彼女は、まるで野獣だ!...獲物に襲いかかる女豹だっ!
いや、あの...普通に弾いても良い音ですけど。
Stamp Bandは5弦の「Catherine」が必須のような曲は、出し物の候補に挙がった事はないし、これからもないと思う。「Helen」も40歳になったし、かなり以前から相当ネックが怪しくなってきてる。でも、他のミュージシャンのサポートをするような時も含めて、できればこれからも実戦で使いたいと思ったわ。
私ゃ昔っから、楽器のキズや打痕は全く気にした事がない...「粗雑に扱っている」という意味ではないよ。だから「Helen」は、私が現在所有しているベースの中で「(歳相応に見た目が劣化した)古女房」って呼び方が、一番似合う相棒なんだよな。まぁ予定通り、このリハの後は自宅に持ち帰って、今回のライブの本番は「Hanna」を使ったけども。
A.LIVEの新店舗でも置かせてもらえるのかなぁ〜...オープンに先立って、偵察してくるか?
11月2日に小樽市ゴールドストーンで開催された「雷神祭」での出来事。
AYA with HOT&COOLのリハーサルが始まるのでステージに上がったら、オペの人が「ベーアンのヘッド、取り替えます」と寄ってきた。それまではここの定番、いつものAMPEG「SVT-2PRO」だったんだけど、どうも調子が悪かったらしい。ウチらの前にも何バンドかリハをしていたけど、突然音が飛んだり復旧したり、スタンバイスイッチを入れたら煙も出たそうな...そりゃ、いかんな。
で、代替機としてセットしてくれたのが、こちら...Hartke(ハートキー)HA5500
ライブの時に良く見かけるのは「HA2500」だけど、この初めての「HA5500」も見た目はそっくりで、ちょっと高さがあるだけ。フロントパネルに並んでいる各種コントローラーも同じ構成だから、何事も迷わずすんなりと。私ゃいつでも、余程の事がない限り「グライコ」や「Contour」は(いじり出したらキリがないから)いじらないし。
やっぱ良いわ「Hartke」...「SVT-2PRO」は、全体的に何とな〜く「むぅぉわ〜っ」とした感じを受けるんだけど、Hartkeのこのシリーズは「シャリ〜ン」「ゴリッ」「ズド〜ン」って感じで大好き。もちろん有り余るパワーだし、私が持っているどんなベースと組み合わせても「あら...?」な〜んて事は一度もなかった。
って事は、ヘッドに何を組み合わせても、このAMPEGのキャビネットって優秀だ...って事にもなるのか。
とあるスタッフの方に「すみません、いつものが調子悪くて...」と、気の毒そうに声をかけられたが...「いやぁ〜俺ね...実はHartkeの方が好きなんだよね♡」「そうでしたかぁ〜、結果オーライで良かったぁ〜」と、安心された。
今後もここで演奏する機会があったら、もぉ〜ずぅ〜...っと「Hartke」で良いから。
最近「AMPEG」のコンボと「ACOUSTIC(のヘッド)+AMPEG(のキャビネット)の組み合わせ」という、2つの「A繋がり」のベースアンプを使う機会があってね。どちらも、中々興味深かった。
つい最近「AYA with HOT&COOL」の音合わせで、初めて使ってみたリハスタに置いてあったのが、この「AMPEG」のコンボアンプ。
フロントパネルには「BA500」と書いてあった。「AMPEGのアンプ」って聞くと「な〜んか腰砕けな音」ってイメージがあったけど、これはそんな事はなかった。10in2発(+ツイーター)という構成上からか、あまり音は抜けてくれない。立ち位置でドラムと音量のバランスを取っても、ちょっと離れると「周囲の音に被せられて、自分が何を弾いているのかわからない」状態に。でも、椅子に座って耳元に届く音を聞く限り良い感じで鳴ってるし、5弦のCathelineとの相性は良かった。今回のような、吸音が余り施されていない狭いスタジオではなく、もっとゆったり鳴らせる場所では真価を発揮するかもね。
お次は、本年家から歩いて5分という所に「MUSIC&BAR 銭楽(ZENRAKU)」というお店がオープンしてね。先日、常設の野外ステージでお店主催のライブイベントがあって、渋ちゃんに誘われて「ブルースセッション」という設定で出演(ドラムはヨッシーちゃん)...で、そこにあったアンプがこれ。
ヘッドはACOUSTICで、フロントパネルには「B300H」と書かれていた。AMPEG製のキャビネットの型番は不明だけど、10in(たぶんね)のスピーカーが8個付いていたから、おそらく「SVTナントカ」(?)
このライブではフレットレスの「Mariko」が相棒だったんだけど、すごく良い音で鳴っていて、実に気分良かった。パワーも申し分ない。
同じMarikoを弾いても、小樽市のゴールドストーンに備え付けのベースアンプは、ヘッド(SVT-2Pro)もキャビネットもAMPEG...これはこれで良い音で鳴る。
ただしこれ、5弦のCathelineとの相性は余り良いとは言えず、今まで気持ちよく弾けた試しがない。現代的なポピュラー音楽には向いていないんじゃないかなぁ〜。
もちろんMarikoとCathelineじゃぁ「エレキベース」という意味では同じだが、元々の音色は全く違うけどね。
だから、ヘッドは今回のACOUSTICの方が好きだ。なんかこう...フレットレス独特の深みに、更に「タイトな感じが加わる」っていうか「くっきり感が加わる」っていうか。これならCathelineでも、全く問題ないだろう。誰が思いついたか知らないけど、この「ACOUSTIC+AMPEG」という組み合わせを発見した方、あなたは偉い。
やはり私ゃ「球」より「石」のアンプの方が好きなんだな、きっと。
1月2日にA.LIVEで開催した「シルバー忘年会」での出来事。
宴もたけなわになって「さぁ、セッションやるべ!」という話になり、店に展示中の「Helen」をチューニング。まずは1弦を「ミョォ〜〜ン、ミョ〜ン、ミョン・ミョン」と...でも、ある程度まで行くと突然「カコッ!.......ミョォ〜〜ン(チューニングし始めの音に戻る)」のループ×3〜4回。
へ?ヽ( ゚д ゚ )ノ
ん〜...解ってもらえるだろうか、この感覚。1弦のテンションがある程度高まると、いきなり糸巻きが戻ってしまうという現象。「こりゃペグが逝っちまったか?」とは思ったが、あん時ゃ酔っ払ってたし、何がどうなったのか咄嗟には判らなかった。だから「え〜いメンドくせぇ〜」ってんで、正常な2〜4弦だけで強引にベースを弾いて済ませたけどね(笑)
後日A.LIVEからHelenを持ち帰って良く見たら、原因がわかったよ。
表に突き出ている糸巻きと、裏側についているピニオン(歯車)とを繋げているネジ...これが緩んでいてピニオンが浮き、うまくペグに刻まれている溝に噛み合わなくなっちゃってたんだな。だから修復は簡単で、プラスドライバーでネジを締め、糸巻きとペグをしっかり固定し直してお終い。ついでだから他のネジも点検したけど、他の3つともけっこう緩んでたので、改めて締め直した。
(ど真ん中に付いてるネジが緩んでました)
いやぁ〜、こんなの初めて。っていうか40年も使ってりゃ、このネジも緩む事があるんだ...へぇ〜。
Helenの不具合は、ネジを締めただけで治った。私の不具合(年初から続いている風邪・腰痛)も、身体のどこかのネジを締めて治ってくれりゃあ〜最高なんだがな(笑)
もう12月...このブログも、そろそろ年末恒例の「Bass Life 20○○」の下書きを始めなきゃ。
私の満60歳記念感謝祭(皆さん、その節はホントにありがとう)の時に出席できなかった雷神古俣から、後日プレゼントをもらってね。いやぁ〜高校時代からの付き合いとはいえ、義理堅いねぇ〜...嬉しいよ、ありがとね。
わざわざ家に寄って「これ、使ってください」とウチのヤツに手渡したのは(私ゃたまたま不在だった)いつもHelenに張っているD'AddarioのEPS170。ありがたく使わせていただく事にして、久しぶりにA.Liveに展示(要するに、置きっ放し)しているHelenの弦を張り替え。ついでだから鮮度が高いうちにと思って、同じA.Liveで先週開催の「正真正銘・Stamp Band5周年記念Live」で使ってみた。
ん〜〜〜...やはりブイブイ・ビンビンと来るなぁ〜...たまんねぇ〜なぁ〜。P.U.はSeymour Duncanに換装しているけど、昔のStingRay(‘79)は良いよ...この弦との組み合わせが一番好き。チョッパーん時の1弦なんか、あの煌(きら)びやかな音色は他のベースじゃ絶対に表現できない。ローもタイトに出るから、モータウン系にも合う。
難点は...ライブもアンコールくらいになると、ネックがお辞儀し始める事くらいかな。来年はこの子も40歳だし、もう立派な熟女。経年劣化も味のうち...という事にしておこう。ま、弾いている私も見た目は立派なじじぃだし、問題あるまい(っていう問題でもないような気もするが)
昨夜は「A.LIVE」のスタジオで「スタンプ発動機NEO」の音合わせ。事情があって、何だか今日はベース背負って傘さして歩きたくないな...という気分だったので、「A.LIVE」に展示中(?)のHelenを久しぶりに使う事に。ストラップとケーブルとチューメだけを持って、家を出た。
今回の出し物には、80年代の「オクターブ・ンペンペスラップ」(...とでも言うのか?)を多用する曲があってね。久しぶりにこいつでみっちりと弾いてみたんだが、やっぱ良いなぁ〜
見た目と違って、やはり今でも切れ味は一歩も二歩も突き抜けている。他のベースを寄せ付けない「同田貫」のような孤高の一振りだな。「ンペンペ」も良いが、やはり「体力勝負のファンクなチョッパー」の方が良く似合う。いつもこのバンドではHannaを使ってるんだけど、今回はこれで行くかな?音合わせは全て「A.LIVE」でやるから、家からベースをえっちらおっちら担いで出かけなくても良いし。ただし...
ネックについては「これ以上の調整は、外科手術を施さない限りムリ」という状態なのは相変わらずだ。
さて、どうすっかなぁ〜...
私が愛用しているCatherineとHanna、メーカーはsandberg(サンドバーグ)でドイツ生まれ。好きな音だし、全体の作りもしっかりしているので気に入ってる。ただ、一般的なエレキベースと比べてブリッジの構造がとても個性的。ヘキサレンチ1本で弦高・駒の前後はもちろん、弦が通るミゾの左右まで微調整できるから、極めて自由度が高いのはありがたいんだけど...
ご覧のように、駒の前後の調整も兼ねつつブリッジエンドと駒を繋げて、後方からプラスドライバーで回すようなボルトがない。じゃぁどうやってブリッジベースと駒を固定しているかというと、弦高調整用と同じ六角穴が付いたネジを締めて、駒が収まっているブリッジベースの(ネジとは反対側の)壁に押し付けて密着させる仕組み。なので、弦を張っていない状態でこの固定ネジを緩めれば、駒は簡単にブリッジベースからポロっと落っこちる。
とにかくブリッジ周りの全ての調整はヘキサレンチ1本で行う構造だから、この小さな駒1個に、弦高調整用に3本、弦が通るミゾの左右調整用に1本、そして駒のブリッジベースへの固定用に1本と、実に合計5本もの六角穴付きネジが実装されているんだよね。
これを「いかにもドイツ製らしい、ベンツのエンジンのような精緻なストラクチャー」と見るか「いやぁ〜、メンドくせぇ〜なぁ〜」と見るかは使う人次第だが...私ゃ「メンドくせぇ〜」派だな(笑)
弦高やミゾの左右は滅多にいじらないけど、問題はオクターブチューニング。
ブリッジベースと駒の固定用六角穴付きネジは、弦の通り道の下に隠れて斜めに付いている。だからまず、弦を緩めてミゾから外し、駒を固定しているこのネジを緩める。駒がブリッジベースの中を前後に動ける状態にしてから再び弦を駒のミゾに乗せ、チューメ見ながら駒の位置調整(つまりこの時、駒を固定しているのは弦の張力だけ)調整後は再び弦を緩めて、張力が失われ自由になった駒が動かないように押さえつつ、慎重に弦をミゾから外す。そして固定用のネジを締めてから再び弦をミゾに乗せて終了...という「説明するのも面倒な」面倒な手順を、Catherineの場合は5回も踏まなきゃならない。しかも、調整後の駒の固定はネジを締めるワケだから、その際に微妙にズレちゃったりする事も。
これがフェンダー系だったら「ブリッジエンドと駒を繋いでいるボルトを、後方からプラスドライバーでちょちょっと回して調整」と、1行少々で済むんだがな。
sandberg社のベースのブリッジは全てこうなのか、あるいは現代的なベースはこういう機構が主流なのかは判らない。でも、CatherineもHannaもあえてこういう構造にしている所を見ると、この面倒臭さを補って余りあるメリットがあるとメーカーは思ってるんだろう。全ては、私を含めた多くのベーシストが満足して支持している「sandbergならではの良い音」のために、このブリッジも試行錯誤を繰り返しながら辿り着いた結果であると信じる。
だがもし「ユーザーが、付属のヘキサレンチ以外の工具を用意しなくても済むように」という気配り(のつもり)でこの構造を採用し、それ以外の理由はないとしたら、余計なお世話もいい所...今更だけど「ふざけんな!」と、ちゃぶ台ひっくり返すぜ(笑)まぁ音は好きだから、そう言いつつ我慢はするがね。
この3月に控えるライブでは、久しぶりにCatherineで行こうかと。で、今週末には音合わせもあるので、昨日弦を張り替えた。こいつの弦を張り替えるのって、これまた久しぶりだな...と思ってブログのバックナンバーを読んだら、何と昨年の1月20日前後らしい。へぇ〜、1年間も張ってたんだ、これ。
考えて見たら、昨年のライブでCatherineを使ったのは3回で、最後に使ったのは10月。この時の、数回にわたる事前の音合わせや本番でも「明らかに鮮度が落ちて、劣化してる」という印象はなかったと思うから、やはりコーティングしている弦は長持ちするんだな。ただし10月以降は全く触っておらず、数日前に少々弾いてみたけど、さすがに完全に「ご臨終」されてましたので、今回の張り替えとなった次第。
今回もacoustic science(アコースティックサイエンス)で、前回は45・65・85・105・130(MED)だったんだけど(貰い物だから、選択の余地なし)今回は以前から馴染み深い45・65・80・100・125のライトゲージ(LACSEB5L45125)...サウンドハウスで、税込¥5,378。これ以前にず〜っと愛用していたD'Addarioの「EPS170-5」2セットにも匹敵する値段で、確かに高い。でも、ニッケルよりもスチールが好きなのは良いんだけど、私ゃあの「シャリ〜ん」とした感じが失われると、気持ちが悪くてすぐ張り替えてたからね。こちらは「ジャリ〜ん」って感じなんだけどブライト加減はそこそこあるし、その「そこそこ感」が長続きするから、逆に経済的と判断。
しかしねぇ〜...どうですか、この相変わらずの「モノは良いんだが、やっつけ仕事」感が漂いまくりのパッケージ。今回のは昨年と違い、ビニタイでまとめられてすらいない。だから開封直後の弦だけを見れば「水曜日の不燃ゴミ収集日にゴミステーションから拾ってきた使用済みの弦」と区別つかねぇ〜ぞ(笑)ま、音には影響しないので、どうでも良いっちゃぁ〜どうでも良いんですがね。
さ、来年の今頃は、また同じような記事を書くのかなぁ〜...今回はどれくらい持つんだろ?
私ゃ2日(土)の「Stamp Band結成5周年記念ライブ」が年内最後のライブ。さてそろそろ、歴代のブログで毎年末の恒例にしている1年間の総括「Bass Life」シリーズの下書きでも始めるか...
ところで、今年の相棒は「Hanna」で行く機会が多かった。私の拠点バンドは「AYA with HOT&COOL」だけど、他にもいくつかのバンドをお手伝いしているから、その掛け持っているバンドが同じライブに出演する事も多い。そういう場合は、どうしても5弦必須の「AYA with HOT&COOL」専用である「Catherine」を相棒に選ばざるを得ない...大は小を(っていうか、5弦は4弦を)兼ねようと思えばできない事もないし、ベース2本背負って歩くのは中々辛いものがあるからね。でも今年はそう言うケースは1度だけだったので、彼女の出番が多くなった。
彼女、何度か当ブログの「商売道具」というカテゴリーで紹介してきた。その中でなんだかんだと言いながら、結局は良い相棒だと思うよ。これを使うバンドが取り上げる、ジャンルやミュージシャンは実に様々...「ハードロック」「70年代R&B」「歌謡曲」「ファンク」「ロック調演歌」「ブルース」「ディープ・パープル」「デビッド・サンボーン」「リターン・トゥ・フォエヴァー」「(デスチャ)ビヨンセ」「坂本冬美」...何だか滅茶苦茶だけど、まだまだごっそり。
ニュートラルな状態では、結構ソリッドでロック向けな感じ...でも、そこが良い点かもね。ギラギラブリブリな音を丸め込む事はできても、元々の音色に「ギラギラブリブリ」感を加算するのはムリだから。まぁアンプとの相性もあるけど、でも幅広い音楽に対応してくれていると思うな。ネックも細くて薄めだが剛性は高く、弾き易いし。
それより何より助かるのは...現在所有している相棒達の中で「一番体重が軽い」って所だな。
12月2日の本番へ向けて、いつもならA.LIVEで音合わせするStamp Band...先週土曜日は、久しぶりに「くろもりスタジオ」を使わせてもらった。聞けばこのスタジオ、年内いっぱいで閉めるらしい。この建物は指定されていないけど、小樽市の歴史的建造物「石造倉庫」を改造したプライベートスタジオで、AYA with HOT&COOLはじめ、Stamp Bandや様々なバンドで使わせてもらった。今まで10年近くに渡って、そりゃぁ〜も〜散々お世話になりました、ありがとね。
で、そこに備え付けのベースアンプがこちら...詳しい型番やスペックは不明だけどPeaVey製で、ヘッドには「NITROBASS」と書いてある。このアンプ、結構好き。
良い音するんだよね、これ。下から上まで輪郭のはっきりした、抜けが良く立ち上がりが早い音。スラップが入る曲とは、特に相性が良いんじゃないかな...このキャビネットのツイーターは、かなり強力で気持ち良い。ただベースにもよるけど、「どっしり感」は少々希薄。でも、Low-Bもちゃんと表現できてるし、その点不満はない。駆け出しの頃に使った事があるPeaVeyのチューブアンプは、余り好きじゃなかったけどねぇ〜...ま、40数年の話だけど。
という事で、このアンプともおさらばになるはず。どなたの所有物なのか存じませんが、いつも有り難く使わせていただきました。この場を借りて、御礼申し上げます。
このアンプ、昨年(2016年)の正月明けに購入して以降は「Beale Street Blues Band」の音合わせに数回と、「とりあえずASADA BAND」のライブに1度使っただけ。あとは活躍できそうなライブもなく、自宅のクローゼットで眠っていた。
実は来月の2日に「Stamp Band結成5周年ライブ」があって、会場はおなじみの「A.LIVE」...という事は、アンプを持ち込まない限り、お店に置いてあるHartkeの「A100」を使うという事になる。まぁ使い慣れてるしそれでも良いんだけど、あれってスラップを多用する曲には向いてないんだよね...リミッターは全くかけていないのに、スラップ入れると音が引っ込んじゃう現象が起きるんだよ。過大な入力に対しては、勝手に何らかの保護回路が働くのかな?
そういう事もあって、じゃあ私のBG250はどうなの?と試してみたくなってね...今まで持ち歌でスラップを多用する曲があるバンドでは使った事がなかったから。んで先頃、その「Stamp Band」の音合わせの際「A.LIVE」のリハスタに持ち込んで使ってみた。
このアンプは受け口にACTIVE・PASSIVEの切り替えスイッチがあるだけなので、全体的な音量の調整はMASTERのみという、実に潔い仕様。案の定そのMASTERを「八分目」くらいまで開けて、やっとそこそこ生ドラムに対抗できるみたいな感じなんだが...まぁこれはブルースバンドで体験しているから一応想定内。しかし肝心のスラップを多用する曲ではA100のような現象は起きず、パーカッシブなアッタクがストレートに出てるような...ほぉ〜、これだけMASTERを開けているにも関わらず歪まないし、おぬし中々やるな。
良い機会だから、改めてイコライザーも少々いぢってみた。全体的な音量が足りない分Bassをかなりブーストしてみたが、だらしなくならず、締まりの良い低域が気持ち良く持ち上がる。TREBLEは、ブーストしても煌びやかな高域は所詮ムリ。でも、A100よりはまだマシましかも。時間があればもっといぢり倒してみたかったが、とりあえず普通の奏法で弾いた時の音質はHartkeよりこちらの方が好きかな。特に中低域は粘り強く締まりがあり、音が塊になって飛んでくる感じが良いね。
スピーカー増設用のスピコン端子が付いてるから、誰かからキャビネットを借りれば、ライブでももっと余裕で鳴らせるかも知れない。5弦のLow-Bは最初っから期待してないけど、今度試してみるか。
何だこれ、中々良いアンプじゃないの...って、今頃かよ(笑)
そう言えば、先ごろの「とりあえずASADA BAND」のライブの時、久しぶりに「Bass Cub」を使った。
ず〜っとNewportに保管してもらっていて、お店でやるライブの時にベーシストの皆さんに自由に使ってもらっていたんだよね。元々パワーはないけど、お店でやるライブのバンドはジャズ中心だから大丈夫。普段同じアンプを使っている方も多いらしく、重宝されているみたい...良かった、良かった。
フレットレスのMarikoでこのアンプを使うのはお初だけど、思った通り相性は良かった。「きっとこんな音が出るだろう」と想定していたんだけど、音を出したら余りにもその通りだったから「あ〜〜、やっぱりね」って感じで...逆に、ちょっとつまらなかったかも(笑)
Marikoは普段通り「フロント・リア共に全開、トーンも全開」の状態。そもそもアンプのイコライザーは余りいじらない私だけど、今回のBass Cubも全てフラットで全く問題ない。「いかにもフレットレス、いかにもフラットワウンド」的な音が、何も加えなくても何も引かなくても、バランス良くちゃんと出る...うん、良いアンプだ。弾いていて、楽しかった。
これで体感パワーが額面通り(100w)だったら、申し分ないのになぁ〜...そこだけ誠に残念。
現在AYA with HOT&COOL専用になっている5弦のCatherine(画像シモテ)...来月のライブへ向けて音合わせが始まるので、今月に入ってから久々に弾き込んでいる。直近のライブは6月4日だったから、ほぼ3ヶ月ぶりだな。
この間、暇な時はず〜っとカミテの(フレットレスの)Marikoばっか弾いてた。理由は、この夏に定期的に「音合わせ」したのは「Beale Street Blues Band」と「とりあえずAsada Band」だけで、両バンドともMarikoが主役だから。だからCatherineを久々に手にした時の感覚には、唖然としたよ...「こんなに幅広なネックだったっけ?」って感じ。
同じ「エレキベース」というカテゴリーであり「パッと見は似ている」とはいえ、全然別モノな両者。音楽性のベクトルも、要求されるプレイも全然違うけど、それはそれで実に楽しい...極端な話、実際私の中では「Jamiroquai」と「岡晴夫」が混在しているからね。
あ、この夏「ず〜っとMarikoばかり弾いてた」と書きましたが「では、さぞやフレットレスベースの演奏能力も向上した事だろう」という感想には、お答えできる自信はありませんので念のため(笑)
8月に入ってからも、朝の気温が17℃〜18℃の日がず〜っと続いている。私ゃパジャマを着る習慣がなく、季節問わず「Tシャツ・パンツ」で寝てるから、今朝なんか肩口が薄ら寒くて目が覚めた。お盆も過ぎたし、そろそろタオルケット1枚じゃキツくなってきたな。ところで...
私のMariko、ちょっと前から「ネックが少々逆反り」になっている事に気がついてね。まぁどうせフレットレスだし、弦高は高めじゃないとマトモな音は出ないから、演奏上は特に問題ない。でも、想定しにくいとはいえ「支障が出るくらいヤバくなったらどうすんだ?」ってのが気になって、トラスロッドに余裕があるかどうか試して見たくなってさ。
Marikoは、フェンダージャパンが90年代に、62年当時のジャズベを忠実に再現させたモデル。なので、トラスロッド調整用のパーツまで忠実に再現されているんだが...
いやぁ〜...勘弁してほしいな。ここまで忠実にやる必要があるのか?
切られている溝が浅いから、プラスドライバーじゃ、いくらデカくてもムリ。私の工具箱には(インチ・センチ問わず)色んなサイズのヘキサレンチは揃ってるが、こんな太いマイナスドライバーは入っとらんぞ。あるいはこれ、専門の工具が要るのか?
普段はピックガードに(ほぼ)隠れてるんだから、普通の六角ボルトでも誰も気がつかないんじゃね?と思うんだが...フェンジャパ「拘(こだわ)りの仕様」って事になるんだろう...いい迷惑だな(笑)
結局「バラして、諦めて、再組み立て」してお終い。でも、見た目は既に「目一杯緩んでいる」って感じだったなぁ〜...だとしたら、これ以上の調整は所詮ムリか?
私が77〜78年頃に新品で買った人生初フェンダーのプレべは(少々記憶が曖昧だが)既にヘッドに溝が掘ってあって、六角ボルトが露出してた構造になっていたと思う。いつ頃から変更になったかは判らないけど...という事は、少なくとも62年のモノを所有していた人から見れば、当時「いやぁ〜、世の中便利になったよね」って話だったんだろうな。
あるいは62年当時のフェンダーは「素人が調整する必要はない」と、自信満々だったのかも。
明日の夜は「Beale Street Blues Band」で、札幌(すすきの)の「HOT TIME」というお店のライブに出演する。このバンドでプレイする時の相棒は、フレットレスの「Mariko」
1年ちょっと前に購入したものだけど、最近は「意外にマトモに弾けてるな」と思う。今回のライブに向けて事前に2〜3回音合わせしたんだけど、それを全て録音しておいたんだよね。で、あとから聴き直してみると...「ちゃんとピッチが合っているように聴こえる」んだ、これが。
「録音したものを聴く」って事は「自分のプレイを客観的に聴く」って事だからね。言い換えれば「お客さんには、こう聴こえている」という事にもなる。お客さんにしてみれば、ライブの最中はベースの音なんぞ誰も聴いてないだろうが(笑)でも、何かの拍子に誰かが動画をfacebookやYouTubeにアップするかも知れない...そうなれば、話は別。
明日はどんな雰囲気のライブになるのか、さっぱり見当もつかない。が、いつものように「どの瞬間にシャッター押されても、どの瞬間に動画を撮られても大丈夫」なように、気負わずやるだけだな。