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- 2023.03.02 Thursday
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屋内で演奏する時は、季節問わずどんなライブハウスや会場でも照明が当たるから暑い。なので特に指定がない限り、普段はTシャツ1枚。ところが...
ベースを構える位置は、ベーシストの皆さんそれぞれお好みだよね。私ゃご覧のように、かなり高い位置で弾くのが好き。長年の慣れもあるけど、低い方から高い方まで自在に指が届くし、楽だから。
でも...と言う事は、Tシャツに描かれている「柄」は、ベース本体やストラップでほとんど隠れてしまうという事になる。まぁこのTシャツは、まだマシな方かな。なぜなら「左肩から斜めに描かれている、派手目で大胆なボタニカル柄」は所々しか見えないが、右胸側には何やら「文字列」が描いてあって、それはお客さんから見えるから。
どんな柄物のTシャツであっても、どういうワケか「柄」やワンポイントみたいなのに関しては「左半身中心」か「身体のど真ん中」がほとんど。そういうのは、結局私の場合「ライブの時にお客さんからは見えないので、無地でも全然OK」という事になってしまう...夏場の普段着としては、着ているけどね。
「じゃぁ、左右対象のデザインは?」って話になると、そういうのって「横縞模様」を始めホリゾンタルなデザインが多いから、ただでさえ背が低い私ゃ好きじゃない。
「ならば、総柄はどうだ?」と言われれば、それは結構好き。面白くて派手なデザインで、カッコ良さげなものは山ほどある。ただし、私ゃ「Tシャツ着るならVネック」主義...となると、まず絶望的と言って良い。気に入ったデザインがあったとしても、ほとんどクルーネックだから。
とにかく「遠山の金さん」みたいに、お白洲で片肌(右肩)脱いで「テメぇら、この桜吹雪が目に入らなねぇ〜か!」的なデザインのTシャツって、滅多にない...あ、別に私ゃタトゥに憧れているとか、好きとか言うワケじゃありませんので、念のため。
にしても、右上腕部・右肩から右胸に渡って、こんなに広々としたキャンバスがあるのに、もったいない話だと思いませんか?...実に嘆かわしい限りだな(勝手に嘆いてろってかw)
ごくたま〜に、条件に合致したTシャツを見かける事はあるさ。それでも、そいういのって何故か、それこそ「金さん風」な「植物系」デザインのものばかり...何でだよ?
ライブを見に来るお客さんにしてみれば、その98.7%は「ベーシストなんぞどうでも良いし、何を着ていようが眼中にない」のは百も承知。とはいえ私なりの「拘り」もあるので、長々と書いてみた(数値の根拠はありません)
こういう話って、ブログのカテゴリー的には「私はベーシスト」ではなく「夏炉冬扇」の方が良かったのでは?...については、今から自問自答開始。
と言ってもイプセンの戯曲じゃなくて、私が小学生の頃に流行った大好きな歌謡曲のタイトル。歌っているのは弘田三枝子...当時の私としては、テレビアニメ「ジャングル大帝」の歌(オープニング?挿入歌?エンディング?)を歌っている人というイメージ。私ゃ小学生だったけど、この曲を歌っている彼女をテレビの歌謡番組で見る度に「カッコ良いお姉さんだなぁ〜...」って感じだったな。
この曲にたどり着いた経緯は全て省略するけど、とにかく最近iTunesストアでその「人形の家」を購入して、改めてじっくり聴く機会があった。
50年前にレコーディングされたその音源を聴いた時、実はベーシストとして確信した事があってね。それは「この曲のレコーディングに参加したベーシストの方は、フェンダーのジャズベ系にブラックナイロンを張って、柔らかくてべろんべろんのソフトなピックで弾いていたに違いない」という事。
「なぜそう言える?」という経緯(って言うか、思い出)を書き始めると以下50行くらいは必須なので、これまた省略。まぁ私が生まれて初めてエレキベースを手にして(45年前の話だけど)ピックを使って弾いていた頃、この音源とほぼ同じ音色だった事があったのは確か。いや〜、ノスタルジックな、実に懐かしい音色だよ...
現在はピックじゃ全く弾けないが、所有だけはしている2つ
駆け出しの頃に使ってたのは、正三角形だったような...
こうしてBlogで「省略して先送り」する内容が、また一つ...で、何を先送りにしたかは、結局忘れちゃうという(笑)
8月4・5日(土・日)に小樽市で、「第九回小樽堺町ゆかた風鈴まつり」が開催される。何だかとてもノスタルジックで風情があるお祭りのコンセプトはリンク先をご覧いただくとして、会場の特設ステージでは両日ともライブがあってね。過去「AYA with HOT&COOL」で出演した事もあったけど、今回は4日(土)に「Stamp発動機NEO」で出演する事に。
このバンド、縦から見ても横から見ても明らかに私が最年長者...でもねぇ〜
持ち歌は全て「40ん年に渡るベースライフの経験が、最大限活きる」曲が多いんだよね。だから「老後の楽しみを、目一杯与えてくれている」とも言える。高校生でまだ駆け出しの頃に盛んにやってたディープ・パープルが元ネタの曲なんか、もし当時に戻れたら「お前が60歳になったら、再び弾く事になるんだぜ」と教えてやりたい気分だな...いや〜懐かしい。
他にも昭和歌謡をやったりするんだけど、レコードではなく、歌謡番組向けにアレンジされたバージョンで演奏する。これがまた、けっこう難易度が高かったりして楽しい。
大真面目におふざけに取り組んでいるこのバンド...土曜日の本番と、打ち上げが今から楽しみ。
雨、降るんじゃね〜ぞ!
6月8日にA.LIVEで開催された「Manhattans Hokkaido Tour 2018」の前座で、フレットレスのMarikoを使ってみた話は既出。実はそのライブの模様をビデオに撮ってくれた方がいらして、その動画を最近入手(Bukiちゃん、ありがとう)
静止画なら過去にも見たけど、動画は初めて。で、早速観てみたんだけど...
「ほぉ〜、皆さんにはこんな風に見えてるんだぁ...」みたいな?...自分で言うのもナンだけど、何だかとても不思議な感じがした。フレットレスの場合は、プレイ中に積極的に開放弦を取り入れているせいか、指運びはフレット付きのベースを弾いている時と全然違う。まぁ気が付いてはいたけど、いつもはネックを左斜め下に見ながらっしょ?正面から動画で見ると、こうも違う印象を受けるものなのか...って感じかなぁ〜。
指板にはフレットラインが書かれていない(のっぺらぼう)文字どおりのフレットレスだから「ウッドベースをお姫様抱っこして弾いている」って感じに見えなくもない(笑)まぁフレットが付いていようがいまいが「基本的なベースの弾き方」なんて習った事もなければ勉強した事もない。過去にライブで見たウッドベースを弾いている人のプレイを思い出して参考にしたから、結局似たような手つき・指運びになっちゃった...ってところかな。Youtubeで検索すりゃ、見本になるような教材はゴロゴロしてるんだろうけどね。
本日は「AYA with HOT&COOL」の新曲を、5弦のCatherineを使ってコピーしてた。当然フレット付きなんだけど、ネック付近のE♭とかFの音が現れると、な〜んか感覚がヘン。今更だけど、フレットが付いてるのと付いてないのでは「素麺」と「冷麦」、「しらたき」と「糸こんにゃく」の違いくらいはあるな。
...例えが適切でなくて申し訳ない
(´・ω・`)
3月11日(日)に小樽市ゴールドストーンで開催され、私も3つのバンドで参加した「震災復興継続支援応援3.11Support Forever Live〜今だからこそ、決して忘れてはいけない事がある。」については、前回・前々回で書いた。でもそれは「参加したバンド」の出来栄えや「各バンド内の、私の立ち位置」からの話だったので、今回は「半年後には60歳を迎えるベーシスト」という、個人的な話にしようかな。
アニソンの替え歌がメインで、元ネタは「70年代ハードロック」が基本ではあるものの「凝ったアレンジの昭和歌謡(和田アキ子「古い日記」のテレビ放送バージョン)」にも積極的に取り組んだ『Stamp発動機NEO』
↑ディープ・パープルの「Burn」で「マジンガーZ」
フライトキャップとゴーグルを脱いでサングラスを替え、コンテンポラリー(?)なアレンジを施した演歌と、70年代のディスコ(スリーディグリーズ等)を中心に披露した『Stamp Band』
↑坂本冬美の「夜桜お七」で、キーボード代わりにベースソロ
最後は...サングラスはそのまま、上だけ黒シャツに着替えて「Stevie Wonder・Chaka Khan・Incognito」等に臨んだ『AYA with HOT&COOL』
↑Stevie Wonderの「Superstition」
一夜のうちに出演する事になった3つのバンド全て「好きでベースを弾いている(弾く事ができている)」...これは、とんでもなく幸せな事なんじゃないかなぁ。
担ぐ神輿は色々あるが、どれもこれもガチで全力かつ楽しんで担いでる...そんな感じかな。実に、実にありがたい事です、はい。
先の土・日は「A.LIVE」で、ちょっとした音合わせがあってね。
土曜日は、久しぶりに「Stamp Band」...実は来月、このバンドの「結成5周年記念ライブ」があって、それに向けての音合わせ。予習はしていったつもりだったんだけど、以前のライブの時に構成を変更した曲があって、その部分をすっかり忘れていてね。変えた張本人が忘れてどうする?(笑)
お次は昨日、今週11日(土)に控えた「スターレス40th記念ライブ」に向けて、お店を貸し切って通しリハ。
今回の彼らのライブは「結成40周年記念」という事で、様々な企画が盛りだくさん。まぁ「ライブ」っていうより「スターレスのためなら一肌脱ごうじゃないの」というバンド、ミュージシャンを巻き込んだ一大イベントって感じかな。私ゃ2曲お手伝いさせてもらうけど、本番が楽しみ。
どちらの音合わせも手ぶらで臨み、「A.LIVE」に陳列(?)中の「Helen」を久々に使ったけど、やっぱ良いな。両方とも本番は、こちらで行くかな。
基本的に私ゃベーシストなので、コード自体には余り縁がない(コード進行には縁があるけどね)でも、たま〜に曲の採譜やアレンジとかを頼まれると、コードの知識が必要不可欠。今でもそんな時は、原曲を耳コピーしながら「ん〜...この響きは解るんだが、どう書きゃ良いんだっけ?」ってな事象が良く起きる。
まぁでも「コードの解析」って、楽しいよね。過去数十年間に手渡された譜面やリードシートの経験上から「こういう時は、こう書くもんなんだ」ってくらいしか知識がない私でも、書き起こした譜面をメンバーに渡して、狙い通りの響きになっている時は「やったね♡」って感じ。もちろん「ここ、違和感があるな」とか「こっちなんじゃない?」みたいに手直しが必要な場合も多いけど、それはそれで勉強になるし。
9月27日に小樽市のNewportで「とりあえずASADA BAND」のライブがあるんだけど、本日もそれに向けての新曲のアレンジを色々と思考&試行。中々「これで良い」という所までは行き着かず、考えれば考えるほど「こっちのコードが良いかな?」「なんかしっくり来ないな...」「やはりイントロは原曲を尊重するべきか?」とかの連続。
でも収穫はあって、また一つ勉強になった。原曲を耳コピーしていて「そうか、前後の流れからしてここはCmaj7ではなく、やはりAm9じゃなきゃダメなんだよなぁ〜...さすが、プロは違うなぁ〜」みたいなね。
6月4日(日)小樽市の運河プラザで開催のPLAZA MUSIC BOX Vol.27に出演する、私の拠点バンド「AYA with HOT&COOL」...2月の「A.LIVE開店1周年記念ライブ」以来だな。
今回は新曲を2曲...とはいえそのうち1曲は、昔むか〜しレパートリーに入っていた曲を十数年ぶりに復活させるもの。当然私もすっかり忘れているので、だから「新古曲」とでも言おうか(...ちょっと違うか?)
もう1曲は純然たる新曲で、さっきまで音を採ってた。いやこれがまた、中々良い感じの曲でね。いかにもVo.のAYAとDr.のBukiちゃん夫妻が好きそうな、ミドルテンポのノリが良い曲。
どなたかは存じあげませんが、この曲でBassを弾いている人のプレイ...私と似たようなDNAを感じますねぇ〜。スタジオに入って、コードとリズム形式&テンポ、そして決め事だけが書かれたリードシート渡されたら、私も多分こんな感じで弾くかも。別に難しい事をやるワケでもないけど、ミュートを効かせた「ノリ重視」みたいな...
もちろん違うバンドで出演した、たまたま同じ会場でやったライブみたいな雰囲気も大好き。でもこの歳になると、あれは「劇薬」カウントになるかなぁ〜...刺激があって効く事は効くんだけど、数年に一度の服用で良いかな?(笑)
ネタバレになるので曲名は書けないけど、ホント今回の新曲は「良く見つけてきたよね」って感じ。Bukiちゃんのドラムと私のBassで、中々良いグルーヴをお届けできると確信(ちと気が早いか?)...初擦り合わせは13日の土曜日で、今から楽しみです。
今年の「バンドの音合わせ」としての弾き初めは、昨夜の「Stamp Band」...そう、何を隠そう昨年と同じで「こいつぁ〜春から縁起が良ぃ〜やぁ〜」という事にしておく(笑)
実は今月21日(土)に、小樽市は「運河プラザ」で「MUSIC BOX Vol.25」というライブイベントがあってね。昨年まではウイングベイの「ヲタル座」でやってたんだけど、諸般の事情で場所を移して開催する事に。で今回、Stamp Bandはそのトリを仰せつかりまして、それに向けての音合わせを「A.LIVE」で行なった次第。
今回は久々に、仕事が忙しくて中々スケジュールが合わなかった「さりぃちゃん」が参加できるという事で、出し物も「古き良きR&B」が中心。そうだなぁ〜...イメージとしては「スプリームスとポインターシスターズのはざま」って感じかな?
さぁ、ほぼ1年振りに揃ったこちらの3人娘...いやあの...まぁ私ゃ彼女たちが高校生だった頃から知っているから、あれから30年以上経った今でも「3人娘」というイメージなんだが、客観的に見れば「熟女トリオ」か?(笑)
とにかくステージ度胸は満点の彼女達、今回はどんなパフォーマンスを披露してくれるのか、今から楽しみ。
ギタリストの皆さんは色々学べる事もあるだろうから多分違うと思うんだけど、ベーシスト...っていうか、私としては正直な話「Bluesは、聴くものじゃなくて弾くもの」って感じ。
ジェームズ・コットン、マディー・ガイ、B・Bキングetc...著名なミュージシャンは大勢いるけど、持ってるアルバムは数枚。じゃぁ何が面白くて長年Blues Bandでベースを弾いてんの?と問われれば、私の場合は答え明白...『シャッフル』というリズムが好きだから。あの独特の「3連符の真ん中抜き」っぽい「つったらった、つったらった...」っていうドライブ感が、たまらなく好きなんだよね。その「土台」+「あの、能天気っぽいベースライン」を、少々ミュート効かせて乗せるとね、それはもう...ちょっと適切な形容詞が思いつかないくらいハマる。
でも面白い事に、私の周りにいるドラマーで、まともにあのリズムを叩ける人って「ほぼ」いない。私ゃドラマーじゃないから、相方には「ん〜、なんか違うかもね〜」とか「スネア捌きがキモだと思うんだがな〜」とか「この動画、参考にしてみたら?」って感じでアドバイスする事くらいしかできないのが歯がゆいな。まぁこのバンドのドラム「ヨッシーちゃん」は、素直に私のアドバイスを受け入れてくれている上にモノ凄く努力してくれてるから、この先もっともっと楽しみ。
ほとんど奇跡的に巡り会えた、ギター&ボーカル「渋ちゃん」中心のこの「Beale Street Blues Band」...およそ「スタイリッシュ」という形容詞とは無縁の「脂っこくて、濃〜いBlues」しかできないバンドだけど、他に掛け持ちしているバンド同様、好きだねぇ〜...見た目も全員濃いし(笑)
何より私としては「考えるな、感じろ...」の代表格だからね、Bluesって。
小樽の大型商業施設「ウイングベイ小樽」(小樽築港駅直結)の3Fに「ヲタル座」という120席ほどの劇場があって、講演会やライブで結構使われている。私も色んなバンドのライブでステージに立つことが多くてね。
中でも「Stoic's」さん主催の「ヲタル座MUSIC BOX」というライブイベントには、結構出演してるな。ヲタル座のステージに最初に立ったのが「Vol.2」で、以降この2年間でどれくらい出演したか調べてみたよ...本日はもう、ベース弾くのに飽きたので。
「Vol.2」(14.3.15)
Stamp Band
AYA with HOT&COOL
「Vol.4」(14.9.20)
Stamp Band
「Vol.8」(15.2.22)
Stamp Band
「Vol.12」(15.6.7)
Stamp Band
AYA with HOT&COOL
「Vol.13」(15.9.19)
ムドゥレイ太田とイマンザニュウー
「Vol.17」(16.2.27)
Stamp Band
とりあえずASADA BAND
「Vol.20」(16.3.26)
ムドゥレイ太田とイマンザニュウー
AYA with HOT&COOL
という事で、計4バンド・11ステージ...へぇ〜、結構多いなと改めて実感。この他にも昨年末に「やっとかNight2015」にAYA with HOT&COOLで出演してるから、それを含めたら12ステージ。ん〜こうして見ると「史上最も多くヲタル座のステージに立ったベーシスト」として認定されても良さそうな気が(笑)
というのも、この施設...来年からこういうライブイベントでは借りにくい状況になるらしく「ヲタル座MUSIC BOX」も今月で千秋楽みたい。参加条件の敷居も低めだし、中々楽しいイベントだったんだがなぁ〜
舞台自体も良い造りだったし、キャパも丁度良い感じだったのにな...実に残念っす。
「AYA with HOT&COOL」と「Beale Street Blues Band」でプレイする時は、私含めて全員それなりに心得があるメンバーばかり。だから私ゃ、耳コピーで暗譜して弾いている。でも他のバンドでは「自分自身のため」あるいは「アレンジを頼まれたため」とか「耳コピーが困難なメンバーのため」等々の理由で、リードシートを書く機会がたまにある。
過日、今までそういった理由で書いたリードシートを整理してたら、50枚近くある事が判明。そこで、例えば「メンバーが変わった」とか「家が火事になった」とかいう不測の事態に備えて、それらを全て「PDF」化してiCloudにアゲとこうと思ってね。んで昨日、半日ほどかけて作業完了。例え「将来プリントアウトする機会は、ほぼ考えられない曲」であろうとも、全てバックアップ。この先、何がどう転ぶのかは誰にも判らないからね。
これは「音楽」の話だけどね。それに限らずあらゆる分野で「これまでの蓄積」を、時間をかけてゆっくり整理する事ができるのが「自由人」の醍醐味かな。懐かしい譜面も出てきて、当時の背景も思い出されて、中々楽しかったよ。
過日、Stamp Bandのギタリスト「ともぞう」から「自分の曲にベースを入れて欲しい」と依頼があって、昨日(4日)彼の自宅でレコーディングしてきた。札幌の地域コミュニティーFM放送局が募集した「北海道日本ハムファイターズ」の非公式応援歌(?)に応募するためらしい。
私が自分自身の曲にベースを入れる時は、いつも4弦の「Hanna」使ってる。でも今回はキーが「D」だし...と思って、5弦の「Catherine」を使う事に。曲調は「キャッチーなメロディーが乗った、軽快な8ビートのロック」って感じなので、下の「D」は使わんだろうなぁ〜...と思いつつ、なりゆきでどうなるか解らないから、念のためにね。
きちんと録音された「Catherine」の音色を初めて聴いてみたが...これが非常に良い音で録れてる。レコーダーは「BOSS」のヤツで、あらかじめ「Ureiのコンプ」と「Fender Bassman」のシミュレーターをかけ録り。だからCatherine本来の音色ではないにしても、ハリとコシのある中低域は、良く表現されていた気がする。まぁ「素材が良いからシミュレーターが活きる」のか「どんな素材でもシミュレーターが良い音にしてくれる」のかは判らんけどね。
ノッてきて冒険し始めると「ドツボにはまる」恐れがあるから、ともぞうプロデューサーからのリクエストになるべく応えつつ、割と無難なベースラインに終始。正味2時間ほどで録り終えたから、「1」から手を付けた割にはまぁまぁかな。
帰りにともぞうが気を利かせてくれて、ギャラ代わりに私にとって久々の蕎麦屋「荒又」でごちそうになった。でもこれは主題が違うから、またの機会かな?...ともぞう、ごちそうさん。
先週の土曜日は、午後から「Beale Street Blues Band」そして夜は「HOT&COOL」の音合わせがあった。ほとんどの皆さんの休日に音合わせが重なる事は今までもあったし、さほど珍しくはない。でも今回は「あれ?」と思うところがあってね。
午後はフレットレスの「Mariko」で、夜は5弦の「Catherine」を弾いたんだけど、余りのフィーリングの違いに今更ながら驚き。「Catherine」の方は、も〜弦がべろんべろんでテンションゆるゆるに感じて、余りの弾き易さに「普通に弾いても、勢いが余っちゃう」って感じだな。
でも「Mariko」が弾きづらいって事じゃなくてね。どうしても弦高が高くなってしまうフレットレスだけど、それを弾く作法を克服していくのが楽しい。Blues Bandで2度ほど使ってみたけど、だんだん音痴気味なのも改善されてきたような感じだしね。全曲録音して後で聴いてみても「お、割とちゃんと弾けてるように聴こえるじゃん」という事で、今後はあまり神経質にならず、気にしなくても大丈夫と確信...って、んなテキトーで良いのか?(笑)まぁ、今までほとんど使う事がなかった「開放弦」を、いかにうまいこと音運びに取り入れるか...が、鍵を握ってるのかも。
この「Mariko」ちゃん、けっこう鳴りが良くてね。自宅でシコシコ弾き込む分には、アンプやamPhones不要。十分に聞き取れる生音でビンビン来るし(...フレットレスって、みんなそうだったっけ?)コントラバスのような音の立ち上がりは、実に味わい深いものがある。この豊かな鳴りを活かさない手はないから、もっと潜在能力を引き出せるようなピックアップに換装しようと思って、本日預けてきた。仕上がりが楽しみ。
シルエットが多少似ているだけで、顔も性格も全く異なるこの2本...どっちを弾いても楽しいよ。